「仕事と生きがい」(出張授業)
片岡です、
1月24日(木)、
都立富士高校附属中学校へキャリアセミナーの出張授業に行きました。
この学校で授業させていただくのは今年で4回目。
学校に着くとまるで自分の母校のような愛着を感じました^^
授業は会場の都合で中学一年生80人(2クラス分)を対象にして、
2回に分けて行いました。(1回50分)
今回は「仕事と生きがい」というお題をいただいておりました。
「生き甲斐とは」でその意味をネットで検索してみたら、
→「生きているだけの値打ち。生きている張り合い。」
とありました。
また、「生きがい」という言葉は意外にも、
英語にはその意味にあたる単語はなく、
「Ikigai」として扱われていました。
そして、あるアメリカの研究者は生き甲斐という言葉を
理解しやすいように、「Ikigai」をグラフにして説明していました。
このグラフによると、「Ikigai」とは
好きなこと、求められること、得意なこと、稼げることの4つから
なっており、
これら全ての条件をみたしたものが
「Ikigai」であるとの説明に倣(なら)って、
私は自分の「Ikigai」の解答を出すため、
4つの要素を書き出し、グラフを完成させました。
すると、その真ん中に入った言葉はなんと、
「和菓子作り」になってしまいました。
自分としては「和菓子作りが生き甲斐」とは
認識していなかったので、意外な感じがしましたが、
改めてこの出張授業を通して気づかされました。
さて、本番。
このグラフに従って、今の自分の4つの要素を書き出し、
自分の生き甲斐についてお話しさせていただきました。
私の生き甲斐は大きく次の二つになりました。
1 自分で納得のいくお菓子ができた時。
和菓子は塩梅(あんばい(軟らかさや味のバランス))が大事です。
水と空気をいかに含ませるかで、食感、賞味時間が変わります。
また、上生菓子においてもキレのある綺麗なお菓子ができあがると
えも言えぬ快感があります。
2 お客さん(生徒さん)が喜んでくれた時。
「きれいね、美味しいわね〜」とお客さん。
「楽しい〜!」と生徒さんたち。
喜んでくれた時は、とても嬉しくなります。
ひと通り、話を終えると、あとは練りきり実演の時間。
やはりこの時間が一番盛り上がりました。
今回はみなさんの前で、
雪うさぎ、水仙、春告鳥、福梅、昇り竜を作りました。
生徒さん、先生たち出来上がった時の「ウオーー」との熱い感動の声
に私自身が目頭が熱くなってしまうほどでした。
雪うさぎ
水仙
春告鳥
福梅
昇り竜
出張授業を無事終えて校舎を出ると、
眼前に広いグラウンドがありました。
ひっそりとした校庭が、
生徒たちの賑わいを心待ちにしているかのようでした。
。
私のいきがいでもある練りきり教室。
今月はひな祭り菓子を作ります。
皆んなで楽しく作りましょう!
。
<巻末付録>