「和菓子職人として一人前になるには何年かかりますか?」

片岡です、

 

3月9日に都立富士高校附属中学校で

和菓子の授業をさせていただきました。

 

 

今年になってから和菓子の授業を

させていただくのは3回目。

 

1月に小学3年生、2月に5年生、

そして今回は中学1年生です。

 

中学生ともなると小学生よりもすまして静かにしている子が

多いのではないかとある程度覚悟して臨みましたが^^、

 

いざ始まってみると予想に反して

皆さん反応が良く、

 

こちらからの問いかけにも

素直に答えてくれて、

 

小豆や砂糖ができるまでの話や

和菓子に関する説明にも興味深々で

耳を傾けてくれました。

 

 

 

そして後半、お菓子作りの実演をしました。

あらかじめ色付けしてある練りきりを使って、

「春の山」「桜花」「春告鳥」「あまびえ」を

作りました。

 

 

 

大人数で見るにはプロジェクターでは

見にくかったため、

 

小グループ単位に分かれて

私の近くに来てもらい、

作っている手元を見てもらいました。

 

「まるで手品を見ているみたい・・」

とお菓子を作り終えるたびに

拍手をして喜んでくれました。

 

質問コーナーでは、

「和菓子職人として一人前になるには何年かかりますか?」

と問われました。

 

この視点は小学生にはなかったため、

ちょっと驚きました。

 

今回、教室の都合上、

5限目80名、6限目80名と

2度同じ内容の授業をしたのですが、

 

前半と後半で全く同じ質問が来たので、

多くの人が同じ興味を持ち、

社会人予備軍としての意識から出てきた言葉かなと

思いました。

 

「人によって違うと思いますが、

 少なくとも3年以上はかかると思います。

 本人のやる気によって随分差が出るものだと思います」

とお答えしました。

 

私は自分でお答えしながらハッとしました。

 

何か新しいことを修得しようとする時は

「一人前になるには何年かかりますか?」

というこの視点が必要なのではないだろうかと。

 

彼らのように真剣にそのことを学ぼうとする姿勢が

自分には欠けているかもしれぬと反省しました^^

 

そして、もしこんな年から和菓子職人を目指して修行しだしたら、

ものすごい和菓子職人になるだろうなと。。

 

 

また新しい出会いの場が与えられ、

よい勉強をさせていただき、感謝です。

 

富士高校附属中学校の先生方、そして生徒の皆さんたち、

ありがとうございました。

 

 

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